歯医者さんで診療を受けた時を思い出して下さい。
- まずは、椅子に座りますよね?
- レントゲンを撮られたり、先生が口の中を覗き込んだりします。
- 色々診断されてから、いつか怖いものが登場しませんか?
- そうです。
- 「キーン」とか「ガリガリ」という嫌な音を出して歯を削るやつです。
それには2種類あります。
- タービン
コンプレッサーを動力源として、圧縮空気の力で先端の棒を高速で回転させ歯を削ります。
「キーン」という音がします。 - 電気エンジン
電気の力で先端の棒を力強く回転させ、歯を削ります。
どちらかというと「ガリガリ」系の音がします。
タービンや電気エンジンの先端の棒を保持する部分をハンドピースと呼びます。
- もし、先端の金属棒やハンドピースが完璧に消毒されていなかったら、あなたはどう思います?
- それらは、前に使用された人の唾液や血液が付着しています。
- あなたの前の患者さんが感染症かもしれませんよ!
- 肝炎にかかっているかも知れません。
- あなたは、普通怖いから目を閉じていますよね?
- 当然歯科医院では患者ごとに、ハンドピースを交換していると思いますよね?
どうやら、日本の半数近くの歯科医院で厳密に患者ごとの交換をしていない可能性があるらしいです。
- 通常、ハンドピースの滅菌はオートクレーブ滅菌と言って、高温高圧の水蒸気で行います。
- オートクレーブ滅菌を行うには機器の費用や手間、人件費がかかることが、一因となっているようです。
私が、歯科用医療機器メーカーに勤めている時の話です。
- やはりオートクレーブは完全には行われていませんでした。
- しかし、ある歯科医院では患者さんの目の前で滅菌袋を破って、滅菌済みのハンドピースを取り出していました。
- 「当院の切削機器はすべてオートクレーブ滅菌済みです」というポスターを張りアピールしている歯科医院もありました。
- 本来は、やって当たり前の話ですが、歯医者さんはこう言ったアピールも他の医院との差別化になるので、是非採用してもらいたいものです。
歯医者の選び方
- 次回、かかりつけの歯医者さんに単刀直入に「ここではハンドピースの滅菌は患者ごとにやっていますか?」と聞いてみたらいかがでしょうか?
- あるいは、椅子に座った時、ハンドピースが滅菌袋に入っていれば良しとしましょう。
- 最低限の歯医者の選び方として、「ハンドピースが患者ごとに滅菌済みのものが使用されているか」を基準としましょう。
参考記事
歯科機器使い回し 滅菌は高額 – Y!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/
pickup/6252239 #Yahooニュースアプリ
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