話を分かりやすくするための仮定です
- A社はテナントの入っている商業施設を運営しています
- B社はA社の依頼により、その商業施設の警備業務を行っています
- Z君はB社の警備員です
- C社は商業施設のテナントです
- C社の業務は毎日9時に終了します
- 昨日は、Z君の同僚である佐藤が業務終了後、C社の点検を行いました
- 鍵は施錠してあるか?窓は開いていないか?エアコンは消してあるか?火の気はないか?不審人物はいないか?不審物はないか?
- 等々をチェックします
- D社は商業施設内の清掃を請け負っています
D社の中山が今朝開店前に、Z君に報告してきました
- 中山「C社の事務所を掃除していたら、猫のエサとエサ箱が机の上に置いてあり、どこかでニャーという猫の鳴き声が聞こえたんだ。店長が猫好きらしいとは聞いていたけど、ここで猫飼っちゃいけないよな?その猫を捕まえて店長に渡してやったんだ。昨日から自宅の猫をここに持ってきたらしいぞ。」
- 中山「それから、店長の机の下にストーブがあって、朝までスイッチが入っていてさ、まわりの制服が危うく燃えそうだったんだ。店長に文句言ってやったよ」
- 私「ふーん。店長もとんでもない野郎だな。ま、猫が捕まってストーブも消えて大事にならず良かったよな」
良くないんです!!
- 後で、Z君はA社の係長にこっぴどく叱られました
- 「B社も君も最低だな!警備会社も交代だ!」
係長が怒った2つの理由とは?
- ネコとストーブの件は、本来昨日C社のチェックをした佐藤が見つけるべきものだ
施設の安全を図るのが警備の仕事だ - 一番許せないのは、事実を知ってすぐA社に報告しないZ君だ
佐藤の落ち度を隠そうとしていると思われてもしょうがない
B社に仕事を発注しているのは、A社です
- すなわちA社はB社のクライアントです
- 良いことはともかく悪いことは必ず報告しなければならないということです
- 清掃会社の中山君がA社の係長に報告して、Z君が知らん顔じゃダメですよね?
- もっとも、Z君は最初にこの事実をB社の上司に報告してその指示を仰ぐことが必要ですが
- これは何も警備業に限ったことではないですけど
- どうでもいいことですが、最近私がZ君のような役割を演じたので落ち込んでいる次第です
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