- 銀行員の言う事など信じてはいけない
- 最近、そんな記事をよく見かけます
- たとえば、あなたが銀行窓口でこんな質問をしたとします
- 「今、資金運用するとしたら何がいいですかね?」
- すると、銀行員が薦めるのは、銀行にとって儲かる即ち手数料収入が良い証券運用の話を始める
- 「あなたにとって儲かるというより、銀行にとって収益性のよい運用方法を薦めて来るから、うかつに銀行員の言うことなど信用しない方が良い」と言う訳です
- 「銀行員の言うことに従ってはいけない」と
しかし、銀行員の言うことに従わざるを得ない局面もありますよ
貸付が絡んだ時です
- あなたは従業員10名の零細企業の社長だと仮定します
- 2~3年前は会社も儲かっていました
- 資金繰りも良好で、無借金、金利は低いけどせっせと会社名義の定期預金を預け入れ、いざと言う時のために備えていました
- 銀行員も、笑いながら「社長、うちで金借りてくださいよ」とよく言っていました
- しかし、ある事情で急に1千万円の資金が必要になり、軽い気持ちで銀行に借入を申し込みました
- 20代くらいの若い銀行員が次のように言いました
- 「社長!とりあえず、このA,B,Cの資料を出して下さい」
- 「ところで、今銀行でクレジットカードとカードローンのキャンペーンやっているんですよ」
- 「従業員さん10名の口座を開設して、クレジットカードとカードローンをセットしていただけないでしょうか?」
- 「10円で口座開設すれば100円で済むじゃないですか」
- 「クレジットカードやカードローンなんか使わなければいいんですから」
- あなたは1千万円がどうしても必要で、他に取引のある銀行はありません
- なたは銀行員にこう言いますか?
- 「なんだ?融資と引き換えに強要するつもりか?馬鹿野郎!そんなことできるか!!」
- あるいはこうですか?
- 「100円で済むんなら協力しようか」
- 「ところで融資の方は大丈夫なの?」
あなたは、ここで銀行員の怖さを実感するハズです
- 銀行員に貸し付けを申し込む時、銀行と言う存在がものすごく大きく迫ってきます
- 私が貸し付けを担当していた時、ノルマを達成するために上記銀行員のような役割を演じたことがあります
- こちらは、単なるお願いのつもりでしたが、借り手にとっては銀行員の言うことは大きなプレッシャーになります
- 銀行を離れて外から眺めると、それがよくわかります
- もっとも、必ずしも企業と銀行の関係でいつも銀行が強大な権力をふりかざすわけではありません
- 力関係がすべてを左右しますよね?
- そしてあなたは思うかもしれません
- 「いつか、銀行を見返してやる!」
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