無駄な医療は避けたいですよね?
- 歳をとるに従い医療にかかるお金や時間は増えていく傾向にあります
- 施設に入る前の母は色々な医院に通っていました
緑内障のために眼科へ
入れ歯の咬合調整のために歯科へ
アレルギー皮膚疾患のために皮膚科へ
蓄膿症のために耳鼻咽喉科へ
高血圧のために内科へ - 妻も負けず劣らず病院に通っています
- 母も妻も「生きるために病院に通っている」のか「病院に行くために生きている」のか分からないと感じたことがあります
- ただし、素人は症状が出たら病院に行くのは当然です
- 好きで治療を受ける人はいませんよね?
- 病気を治すため、安心感を得たいがために医療を受ける訳です
無駄な医療に関して鎌田實先生はコメントしています
参考記事
意味ある検査や治療を/鎌田實の健康連載
<鎌田實の人生100年時代をどう生きるか(27)>
引用:日刊スポーツ
この記事を要約すると以下のようになります
- 無駄なED治療がある
アメリカの医学界で言われている
「男性ホルモンのテストステロン値が正常な男性のED治療に、テストステロンを使用しても、性欲は上がるが勃起力は上がらない」
「ED患者さんに男性ホルモンを使えば必ず元気が出るというものではなく、原因をきちんと調べるべきだ」と言っている - 無駄な血糖値測定
糖尿病については、「インスリン不使用の糖尿病2型患者が家庭で血糖値測定するのはほとんど意味がない」
糖尿病の患者で、インスリンの自己注射をしている場合は、血糖値の微妙な変化を知るために血糖値測定が必要になるが、インスリン注射をしていない場合は必要ない - 無駄な検査が多すぎる
「軽度のぜんそくや気管支炎の子どもにエックス線検査をするのは無駄」
不要な検査で、子どもに余分なエックス線を当てて被ばくさせてはいけない
「頭部を打ったからといってCT検査をするのはほとんど無意味」
日本ではCT検査をやりすぎている - ウイルスに抗生物質は?
「ウイルス性の副鼻腔(びくう)炎などに抗生物質を多用するのは無駄」
ウイルスに抗生物質は効かない
日本では抗生物質を出しすぎている
「頭痛の原因を調べるための脳波検査は無駄」 - こうした不要な検査、無駄な治療をやめて、必要な治療を受けてもらえるようにするために鎌田實先生が書いた本
「検査なんか 嫌いだ」(集英社)
「だまされない」(KADOKAWA) - 健康や命を守るには
検査よりも身につけた生活習慣を少し良い方向へ変える行動変容が大事
この記事の読後感想文
- 鎌田先生の言う、「ヘルスリテラシーを高めること」は非常に重要なことだと感じました
- そのためには、患者として医療の原則を勉強することが必要ですね
- ただ、実際に検査や治療を受ける段階で「先生、その検査は必要ですか?」と聞くのは勇気が必要だと思います
- そこで「だったら他の病院へ行けよ!」と言うような医師であれば、こちらからお断りするしかないですね
- そういう意味でも、何でもフランクに相談に乗ってくれるお医者さんを見つけることは重要だと思いました
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