多死社会とは

  1. 読んで字のごとく「多くの人が死ぬ社会」のことです
  2. かと言って、「常に戦争があって多くの人が死んでいく社会」ではありません
  3. 少子高齢化社会を動態的にとらえた概念とも言えるでしょう
  4. 現在の日本は、少子高齢化社会と呼ばれつつありますし、将来も少子高齢化社会が持続することはほぼ間違いありません
    その中で、年間死亡者数が激増する社会がやってきます
    それを他死社会と呼ぶというのが私の理解です
  5. 2010年の年間死亡者数は120万人でした
    それが、2025年までは、5年間ごとに10万人増えていくといわれています
    2030年代は団塊の世代が80歳後半~90歳前半になり、年間死亡者数は160万人以上になる見通しです
  6. 「高齢化社会」と言うよりは「多死社会」と呼ぶべき状況になる訳ですね

子供の頃「死ということ」を考えたことがあります

  1. 「多死社会」が到来すると聞いても「ふ~ん、そうなの?」と思います
  2. 問題は、「自分の死」です
  3. 子供の頃「自分が死ぬってどういう事だろう?」と考えたことがあります
    「この世に自分がいなくなる」「そして、やがて自分がこの世に生きていたことが忘れ去られる」
    考えただけでも、怖くて、恐ろしくて、いたたまれない気持ちになりました
    小学生の時、「一休さん」という絵本を読んだ記憶があります
    とんちで有名な戦国時代の有名なお坊さん・一休禅師の話です
    彼は死ぬ間際に「死にとうない」と言ったそうです
    あの高僧でさえ、死にたくないと正直に言っているのです
  4. 「生きている間に、こういうことをやっておこう」などとは考えませんでした
    私は「いつか死ぬ」ということを考えないよう努力しました
    恐怖から逃れたかったのです
  5. しかし、年齢を重ねるうちに死が身近になってきます
    祖父母、両親、兄、親戚、先輩、後輩が亡くなっていきました
  6. 死が近づいてきたところで「死に方」についても考えることがあります

そんな状況下で「自分の死をどうしたいか、自分で決めよう」と鎌田實先生が提言しています

参考記事

自分の命は自分で決める時代/鎌田實の健康連載
<鎌田實の人生100年時代をどう生きるか(29)>
引用:日刊スポーツ

この記事を要約すると以下のようになります

  1. 「多死時代」がやってきた
    2025年には団塊の世代が後期高齢者に突入し、43万人の介護難民が出ると言われている
    同時に「多死時代」がやって来る
    国の推定によると、現在年間136万人の死者数は、2040年には168万人に達する
  2. どこで死を迎えるか?
    内閣府の調査では、5割を超える人が「自宅で最期を迎えたい」と答えている
    現実には自宅13%、病院75%
    希望と実態には大きな隔たりがある
  3. 「死の哲学」を持とう
    自分なりの「死の哲学」を持つ必要がある
    「渡る世間は鬼ばかり」の橋田寿賀子さんは「認知症になったら安楽死がしたい」と望んでいた
    日本では安楽死は認められていないが、たくさんの賛同の声があがった
    思想家の西部邁(すすむ)さんが今年1月、自殺した
    病院で不本意な延命治療も受けたくないし、自宅療養では家族に迷惑がかかる
    西部さんらしい自己決定をしたと思う
    安楽死も自裁死も、日本では勧められていない
  4. 延命治療はいるかいらないか自分で決めておこう
    食事が取れなくなって胃に穴を開けてそこから栄養を取っている人が26万人いる
    鎌田實先生は、食べられなくなったら無理な治療をしないようにと周りに伝えている
    胃ろうや人工呼吸器が必要になったときに、そういう治療を受けるか拒否するか、最も自分らしい生き方を示すチャンスである
    日本人は曖昧に決定を先延ばしして生きる傾向があるが、自分の死をどうしたいか、紙に書いておこう
    人生100年時代には命のリテラシーが大切
    自己決定をしよう

この記事の読後感想文

  1. 母が老人保健施設でものが食べられなくなり、意識も朦朧となりました
    もう自己決定ができない状況でした
    代わりに私が「胃ろうも作らず、延命治療もしないことを決定しました
    母の病状が良くなる可能性はないと判断したからです
    「私が母の立場だったらどうするだろう?」と考えた末の決断でした
    結果的に母の死を早めたかもしれませんが、判断は間違っていなかったと思います
  2. しかし、鎌田實先生が言われたように、その判断は母がすべきものだと今でも思っています
  3. そうなる前に、私は自分の「死の哲学」を子供たちに伝えます
    但し、安楽死や自殺は選びません
    「家族のグループLINE」の「ノート」に書いておきます

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名古屋市西区に生まれる 名古屋市立大学経済学部卒業 愛知県外の地方都市在住 都市銀行勤務 医療機器メーカー勤務で定年 今は警備員やってます