歯が抜けると、ろくなことがありません
- 亡き父、亡き母は晩年、総入れ歯でした
- いつから総入れ歯になったのかは、よく分かりません
- ただ、以下のようにろくなことはありませんでした
・よく入れ歯が外れて困っていました
・どうしても硬いものは食べにくそうでした - そして肺炎による死亡率が高くなるそうです
- 歯が抜けるということは、主として歯周病が原因なので、これがまた厄介なのですね
- そんな警鐘を鳴らす記事を見つけましたので紹介します

参考記事
歯が抜けると「肺炎死」のリスクが上がる(石田雅彦)
引用:YAHOO!ニュース
この記事を要約すると以下のようになります
- 8020運動とは
・日本歯科医師会が中心になって行っている運動
・「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」というもの
・厚生労働省の調査によれば日本人の歯の喪失率と本数は減少傾向にある
・8020運動が奏功しているのかもしれない - 歯にも寿命があり、70歳前後になると自然に抜ける歯も出てくる
- それ以外の抜ける原因は、主に歯周病と虫歯だ
- 歯の寿命を長くするためにはどうすればいいのだろうか
・以下が重要
・定期的に歯科検診を受け、自分の歯の健康状態を把握する
・細菌が繁殖しやすい歯石などを除去し、歯周病などの治療を受けること
・口の中を清潔に保ち、適正な歯磨きや歯肉マッサージ、食事の際の咀嚼回数などにも気をつける - 歯周病は単に歯を失うだけではなく他の病気になるリスクも高める
・歯周病は2型糖尿病と糖尿病性腎症の凶悪なリスク因子だ
・脳卒中などの心血管疾患との関連も疑われている
・歯周病の患者は、虚血性心疾患やアテローム性動脈硬化症などのリスクが高まる - 上記以外に、歯周病は肺炎を引き起こすことが知られている
・歯の損失と肺炎の死亡率との関係について新しい研究論文が米国の科学雑誌『PLOS ONE』オンライン版に出た
・歯を失う本数に応じて肺炎の死亡リスクが上がることがわかった - なぜ歯を失うと肺炎になるのだろうか
・以下の原因が考えられている
・歯周病による炎症により肺炎が引き起こされやすくなるのではないか
・歯周病菌とその酵素が肺の組織に何らかの悪さをするのではないか
・歯を失ったことで咀嚼力が落ち、栄養不足になったことが影響しているのではないか - 歯を失う原因は歯周病だけではないが、高齢になってもなるべく多くの歯を残しておきたい
・若いうちからオーラルケアに気をつけておけば、年をとっても自分の歯で食事を楽しむことができる
・それは栄養摂取も含めて様々な病気のリスクを下げるはずだ
この記事を読んで
- 小さい頃、歯医者さんの仕事は「虫歯を治すことだけ」と思っていました
・従って、手先の器用な人が優秀な歯医者さんと思っていました - しかし、歯みがきの習慣が浸透した今
・歯医者さんの重要な仕事は「歯周病の治療」と
・「歯周病の予防」じゃないかと考えています - デンタル業界に約10年のあいだ身を置いたものとして痛切に感じています
・半年に1回歯医者さんで歯石除去、ブラッシングの指導を受けています
・歯医者さんは「3か月に1度、歯周病の予防措置をすべきだ」と考えているようですが - そして自分でできる歯周病ケアも重要だと考えています
- 通常のブラッシング以上に、「歯間ブラシ
」「デンタルフロス
」「洗口液
」の使用が重要と考えています
・歯の表面をゴシゴシ磨くより、歯と歯の間のケアが大事なんです

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