なぜ警備員は教育を受けなければならないのか?
- 警備員のバイブルである警備業法で定められているからです
- 警備業法第21条では次のように述べられています
・警備業者及び警備員は、警備業務を適正に行うようにするため、警備業務に関する知識及び能力の向上に努めなければならない。
・第2項 警備業者は、その警備員に対し、警備業務を適正に実施させるため、この章の規定によるほか、内閣府令で定めるところにより教育を行うとともに、必要な指導及び監督をしなければならない。
警備員教育は、どの時点・時期に行われるのか?
- まず教育期間は年度ごとに前期(4月1日~9月30日)と後期(10月1日~3月31日)に別れます
- 先ず、あなたが新たに警備員となったか、別の警備会社に移った時に行われます
・これを新任教育と言います - 同じ警備会社に在籍していたら、次の教育期間に教育が行われます
・これを現任教育と言います - 例をあげて説明しますね
・あなたは、2018年10月3日に警備会社A社に入社したとします
・すぐ新任教育を受けます
・2018年後期に入社したので、次の教育期間である2019年前期(4月1日~9月30日)には現任教育を受ける必要があるということです
警備業教育の種類はどんなものがあるのか?
- 警備業教育には、「基本教育」「業務別教育」「必要に応じて行う警備業務に関する知識及び技能の向上のための教育」があります
- 私は第1号業務(施設警備)の「基本教育」「業務別教育」しか受けたことがないです
各教育は何時間受けなければならないか?
- あなたが「一般警備員」か「※警備員業務経験者」かによって教育時間は異なります
・※警備員業務経験者とは⇒最近3年間に当該警備業務に従事した期間が通算して1年以上あること - あなたが「一般警備員」である場合
・新任教育では基本教育15時間以上、業務別教育15時間以上
・現任教育では基本教育3時間以上、業務別教育5時間以上 - あなたが「警備員業務経験者」である場合
・新任教育では基本教育5時間以上、業務別教育5時間以上
・現任教育では基本教育3時間以上、業務別教育5時間以上 - 上記の例外があります
・あなたが、当該警備業務検定1級、2級合格者・機械警備業務管理者・元警察官であれば全部か一部教育時間が免除されます
警備員教育に関して、あなたが注意すべき点とは?
- あなたが所属する警備会社が、きちんと上記教育を行っているかチェックしましょう
・特に、ろくに新任教育もせずに警備業務につかせる会社は要注意です
・忙しいなどという言い訳は通用しません
・法令順守の意識ゼロですから - 警備会社にとっては教育ですが、あなたにとっては研修です
・研修期間でも給料がきちんと支払われるかチェックしましょう
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