亡くなる1か月前まで、母は老人保健施設に入所していました
- そのころは、もう意識がありませんでした
- 施設の看護師さんから言われました
・「このままだと施設でお母さんを預かることはできない」
・「だけど1つだけ!施設に居続ける方法があります」
・「お母さんが胃ろうを受け入れることが可能なら」 - 即ち、「強制的にせよ、食べ物を体に取り入れることができるなら、そのまま施設で生かしておけます」ということです
- 一瞬、私は思いました
・「それが可能なら、そうしてでも生きていて欲しい」 - しかし、結果的に母は施設の関連病院に入院して、意識を回復することなく他界しました。
口から食べることの重要性を説く記事を紹介します
口から食べて心身活性化 口腔ケアから姿勢まで食にこだわりを
引用:YAHOO!ニュース(NEWS ポストセブン)
この記事を要約すると以下のようになります
口から食べることの重要性
- 誤嚥とは
・のどから食道へ続く経路と、空気が気管から肺へ流れ込む経路をコントロールする弁がうまく作動せずに、食べ物が気管の方へ行ってしまうこと
・場合によっては命にもかかわる誤嚥性肺炎の原因にもなる - 加齢や病気で口から食べることが困難になってきたとき、今までは誤嚥性肺炎のリスクが高まるため胃ろうや点滴がすすめられてきた
・上部消化管を使わずにすむように、胃に通した管や血管から、栄養を投与する方法だ
・体に必要な栄養や水分は確保されるし、それが効果的な場合もある - しかし、口から食べなくなれば、口や腕・手指の筋肉、それらを動かす脳も使わない、唾液も出ない
・乾燥した口腔内では雑菌が増え、感染症のリスクもアップする
・満足感がないので次への意欲もわかない
・口から食べることで得られる重要な効果が、すべてなくなってしまう
・高齢者などは急速に衰弱してしまう - 病気を治すというのは、手術や薬だけの力ではない
・回復するためには、体全体の総合的な力が必要
・好きな食べ物を見て高揚し、噛んで味わってのみ込む一連の機能は、生きる上で欠かせない働きである
“口から食べる”ことにこだわるには、どうしたらいいの?
- まずは口の中をきれいにしよう
・毎日の歯磨きなどはもちろん、定期的に歯科医を受診して虫歯や歯周病の治療、必要があれば義歯を整え、プロの口腔内クリーニングを続けると安心 - 食べるときの姿勢も重要
・あごが引けるよう上半身をまっすぐにして、両足が床につくように座る
・体がふらつくようならクッションなどを利用して、上半身を立てて安定させることが大切
・両ひじを食卓につくと上半身がより安定するのでおすすめ
・一見、行儀悪く見えるが、圧倒的に食べやすく、のみ込みやすくなるので、高齢者はぜひ堂々とやって欲しい - 終末期について
・それでも体が衰え切って、食べ物を受けつけなくなるときが来る
・これは誰にも訪れること - でもだからこそ、生きている間は“口から食べる”ことにこだわりたい
jirosukeの生活と意見
- 変な言い方かもしれませんが
・「口から食べられなくなったら終わり」と考えた方がよさそうですね - 母が食べられなくなった時も
・まだまだ長生きしてもらいたいと思っていました
・しかし延命治療をずっと続けていく資金もありませんでした
・「お母ちゃん!ごめんよ!ふがいない息子で」と思ったこともありました - だけど、母はこう思ってくれたと信じています
・「私も、もっともっと長生きがしたかった」
・「だけど、こんな状態になってまで生きてゃあとは思っとれへんでええよ!」
・「そうまでして生きたにゃあも!」 - 生きている間だけでも、一生懸命口から食べていこうと思いました
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