そもそも、理想的な睡眠時間というものがあるのでしょうか?
- いろいろな意見があるようです
- 例えば次のように
- 「結局は、その人の年齢や個性によってマチマチ!人類共通の理想的な睡眠時間なんて無い」
- 「昼間眠くならないような夜の睡眠時間が、その人のベストな睡眠時間!だから一概に理想的な睡眠時間なんていうことはできない」
「しかし、理想的な睡眠時間(帯)はあるよ!」と主張する記事があります
10年後「死亡率」が最も低い睡眠時間は何時間か
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190216-00265976-toyo-soci
引用:YAHOO!ニュース(東洋経済オンライン)
健康も維持しながら、仕事で成果を上げるために最適な睡眠時間とは
- スタンフォード大学睡眠生体リズム研究所(SCNL)の西野精治所長が、近著『スタンフォード大学教授が教える 熟睡の習慣
』から世界各国の研究結果をもとに解説します
こんなに危険な「睡眠負債」
- 睡眠負債(sleep debt)とは
・「ヒトは一定の睡眠時間を必要としており、それより睡眠時間が短ければ、足りない分がたまる。つまり眠りの借金が生じる」 - 睡眠不足(sleep insufficiency)と睡眠負債(sleep debt)との違いとは
・「手持ちのお金が足りず、借りをつくるものの、すぐに返済できる状態」が「不足」
・「借金に次ぐ借金で、借りがどんどんふくらみ、返すあてもなく、にっちもさっちもいかなくなる」のが「負債」 - 睡眠不足が積み重なり、慢性化してしまうことで、睡眠負債に陥るということ
- 睡眠不足の蓄積が、がん、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、うつ病などの精神疾患、認知症など、さまざまな発症リスクを高めることが、各方面の研究結果から明らかになってきている
4週間におよぶ実験でわかったこと
- 1994年に行われた4週間におよぶ睡眠時間計測の実験
- 若く健康な8人の被験者に、毎日同じ時間にベッドに入り、好きなだけ眠ってもらった
・ルールとして、眠れても眠れなくても、必ず毎日14時間ベッドで横になっていることを課した - そして、4週間にわたっての睡眠時間の変移を調べた
- 実験初日は、ベッドにいなければいけないと決められた14時間のうち、13時間眠れた
- 2日目も、13時間近く眠れた
- ところが、日を追うごとに睡眠時間は減少し、1週間ぐらいすると、ベッドに入っても4~5時間は眠れないようになった
- これを続けたところ、3週間後に、睡眠時間が8.2時間になり、それ以上睡眠時間が減ることはなくなった
- このことから、この被験者が生理的に必要とする睡眠時間は、8.2時間であろうと判定された
- 健康で睡眠に特に問題はないということで実験に参加した人にも、実は約40分(実験前平均7.5時間→実験後平均8.2時間)の眠りの借金があった
- 本人の自覚がない中で借金はたまっていたのである
- さらに見逃せないのは、その約40分の睡眠不足状態から、自分にとって適正な睡眠時間に戻るためには、3週間もの時間を要したこと
- たまった睡眠不足は容易に取り戻せない
- だから負債になっていきやすいのである
6時間睡眠でも気づかぬうちに劣化!?
- ペンシルベニア大学などの研究チームが行った実験では、「6時間睡眠を2週間続けると、集中力や注意力は2日徹夜した状態とほぼ同じレベルまで衰える」という結果が発表されている
- ふた晩徹夜をすると、疲れや眠気で頭が働かないという感じをはっきり自覚できる
- ところが、この実験で6時間睡眠を2週間続けたグループは、自分の疲労やパフォーマンスの劣化を自覚できなかった
自分でも気づかないうちに蓄積されていく、それが睡眠負債の怖さ
- 知らず知らずのうちに借金が雪だるま式に増え、気づいたときにはどうしようもないほどにまで膨らんでしまう
- そうなると精神的にも追いつめられ、身も心も破綻しかねない
- 「自分は毎日6時間も寝ているから大丈夫」
- こんなふうに思い込んでいるあなた、本当に大丈夫?
- 一概に6時間が少なすぎるとはいいきれないが、ミスや事故、取り返しのつかない失敗は、危ういという自覚症状がないときにこそ起こりやすいのだ
- 長距離トラック運転手や深夜バス運転手による居眠り事故なども、不規則な勤務体制による慢性的な睡眠不足が原因で起きることがしばしばある
ヒトは一定の睡眠時間を必要としているが、その「一定の睡眠時間」とは何時間なのか
睡眠時間7時間が、死亡率が最も低かった
- 2002年、カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームが、保険会社とアメリカがん協会の協力のもと、110万人を対象にして行なった疫学調査の結果を発表した
- これによると、アメリカにおける平均的な睡眠時間は男女とも7.5時間という結果だった
- この調査チームは、6年間にわたって追跡調査を行い、睡眠時間と死亡率の関係も調べている
- それによると、最も死亡率が低かったのは、睡眠時間が約7時間(6.5時間以上7.5時間未満)の人たちだったことがわかった
- 睡眠時間が短い人、例えば3時間睡眠の人たちの場合、死亡率は1.3倍ほど高かった
- 一方、7時間より睡眠時間が長い人もまた、死亡率が上がっているという結果だった
- 実は、これと同じような調査結果が、日本でも出ている
- 名古屋大学の研究で、40歳から79歳の男女約10万人について10年間の追跡調査をしたもので、平均睡眠時間は男性7.5時間、女性7.1時間
- 10年後の死亡率がいちばん低かったのは、睡眠時間が7時間(6.5時間以上7.5時間未満)の人たちで、睡眠時間がそれより短くなるほど、あるいは長くなるほど、死亡リスクが増しているという結果だった
jirosukeの生活と意見
- あまり、強迫観念のように「7時間(6.5時間以上7.5時間未満)は絶対寝ないとダメだ」などと思わない方がイイと思います
- それこそ「俺は平均6時間しか寝ていないので助けてくれ~」などとノイローゼになる必要はありません
- 今の生活を点検します
- 出勤日は朝4時半に起床しています
- 犬の散歩とかいろんな理由から朝が早いんです
- 7時間(6.5時間以上7.5時間未満)の睡眠時間を考えると、夜9時~10時の間には就寝しろ!ということになります
- 昔読んだ本で「午後10時前には寝ること!」と主張している医師がいました
- 週2日しっかり休みをとって、少し挽回すれば十分可能です
- まあ、気楽にチャレンジしてみます
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